ブタルケスタジアムで行われたリーガ31節、レガネス対FCバルセロナ戦は、ホルヘ・サエンスのオウンゴールでバルサが僅差で勝利を手に入れる形となった。バルサは、この勝利でリーガ制覇を見据えた単独首位の座を固めた。

バルサはリーガタイトルを視野に首位を維持するために、レガネスは降格ゾーンから遠ざかり残留を確定させるために、両者とも勝ち点3を手にするのが必須の試合に、ハンジ・フリックは、シュチェスニー、クンデ、イニゴ、アラウホ、バルデ、エリック・ガルシア、ペドリ、フェルミン、ハフィーニャ、ラミン・ヤマル、レバンドフスキのイレブンをピッチに送った。レガネスは、今季、バルサがホームで黒星を喫したわずかなクラブチームの一つだ。ハンジ・フリックが、今週、ドルトムントを前に戦ったスタメンを大きく触らず、フレンキー・デ・ヨングとクバルシを除く9人がこの試合でもスタメンとして起用されたことからも、試合への真剣さが伝わってきた。

前半はスコアレスドロー

今季、バルサがホームで黒星を喫したわずかなチームの一つであるレガネスは、ブタルケでも手強かった。前半12分には、最近3試合で連続ゴールを決めており、絶好調のダニ・ラバがシュートを放ち、シュチェスニーのスーパーセーブが失点を阻んだ。前半21分にはクンデが絶好のチャンスをつかみ、フェルミン、ラミン、ハフィーニャ、レバンドフスキとゴールを攻めるも、レガネスの好守に阻まれ、ゴールネットを揺らすことはできなかった。前半40分、バルデが負傷し、ピッチを退く必要に駆られ、代わりにジェラルド・マルティンが入った。試合はスコアレスドローのまま、ハーフタイムを迎えることになった。

オウンゴールの先制点

後半の頭から、ハンジ・フリックは交代を行った。ロナルド・アラウホに代わり、フレンキー・デ・ヨングが入った。後半が始まってすぐにバルサに先制点が訪れた。ジェラルド・マルティンがボールを奪い返し、左サイドからハフィーニャがあげたセンタリングにレバンドフスキが応える前に、ホルヘ・サエンスが触れたボールが、ドゥミトロヴィッチのゴールに吸い込まれた。センターで構えていたレバンドフスキは、まるで自らが決めたゴールであるかのように喜びを爆発させた。オウンゴールとはいえ、バルサは0-1と僅差リードを手にした。

後半23分、ハンジ・フリックは、ダブルチェンジを行った。レバンドフスキとこの日、二度の絶好なチャンスを手にしながら物にできなかったフェルミンがベンチに退き、フェラン・トーレスとガビが入った。後半25分には、再び、ラバが同点弾を求めてゴールを決めたが、オフサイドと判定され、取り消された。スコアは0-1に戻ったものの、明らかな警告だった。

後半34分、エリック・ガルシアに代わり、クバルシが入った。試合終了まで後10分以上、残っていた。バルサは、勝利を確定するために更なるゴールを求めるものの、それは容易なミッションとは言えなかった。規定時間の90分になった時、スコアは0-1のままだった。アディショナルタイム4分間が加えられた。そのアディショナルタイムに、元バルサの選手、ムニールがゴール体制に入ったが、イニゴ・マルティネスが体を張って守り切り、ボールがシュチェスニーのゴールマウスに届くことはなかった。その後、ラミン・ヤマルの個人プレーから前線までボールが運ばれ、ペドリがシュートするも、得点には繋がらなかった。待ちに待たれた試合終了のホイッスルが鳴った。今季、最も魅力的な試合とはお世辞にも言えなかったが、リーガを制覇したいなら、こういった試合に勝つことで証明しなければならない、と前日、記者会見で話したハンジ・フリックの言葉通りのゲームとなった。リベンジを果たし、ミッションクリア。休む間もなく、来週はチャンピオンズリーグ準々決勝第二レグが待ち受けている。

 

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